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【天皇賞・秋 2025】過去30年の傾向と注目馬ピックアップ

【天皇賞・秋 2025】

【天皇賞・秋とは】

天皇賞・秋(G1)は、古馬中距離戦線の頂点を決める伝統の一戦。春の天皇賞がスタミナ勝負の3200mで行われるのに対し、秋は2000mでスピードと瞬発力の総合力が試される。毎年、現役トップクラスが一堂に会し、年度代表馬争いにも直結する注目度の高い一戦だ。

東京競馬場の芝2000mで行われる。スタート直後に上り坂があり、ペースが落ち着きやすい前半から、直線525mの長い直線で瞬発力勝負となることが多い。東京らしい広いコース形状と長い直線が、実力馬にとっては力を発揮しやすい舞台となっている。

過去10年では、1番人気の信頼度が高く、実績馬の力が素直に反映される傾向。特に安田記念や宝塚記念、毎日王冠などからの臨戦が好相性を見せている。勝ち馬の多くが東京コースでの実績を持ち、瞬発力とコース適性が勝敗を分ける重要なポイントとなっている。

【過去30年データまとめ】

人気別成績

1番人気【13-6-3-8】
勝率43.3% 複勝率73.3%

2番人気【4-6-6-14】
勝率13.3% 複勝率53.3%

3番人気【3-1-4-22】
勝率10.0% 複勝率26.7%

4番人気【3-5-2-20】
勝率10.0% 複勝率33.3%

5番人気【4-2-3-21】
勝率13.3% 複勝率30.0%

6~10人気【2-8-10-130】
勝率1.3% 複勝率13.3%

11番人気以下【1-2-2-177】
勝率0.5% 複勝率2.7%

脚質別成績

逃げ【0-2-4-23】
勝率0.0% 複勝率20.7%

先行【9-12-7-84】
勝率8.0% 複勝率25.0%

差し【18-12-12-163】
勝率8.8% 複勝率20.5%

追込【3-4-7-122】
勝率2.2% 複勝率10.3%

枠順別成績

1枠【5-5-3-38】
勝率9.8% 複勝率25.5%

2枠【3-4-2-46】
勝率5.5% 複勝率16.4%

3枠【1-2-5-46】
勝率1.9% 複勝率14.8%

4枠【7-6-5-39】
勝率12.3% 複勝率31.6%

5枠【3-6-3-46】
勝率5.2% 複勝率20.7%

6枠【4-2-4-49】
勝率6.8% 複勝率16.9%

7枠【6-4-3-58】
勝率8.5% 複勝率18.3%

8枠【1-1-5-70】
勝率1.3% 複勝率9.1%

馬連・3連単払戻し額(過去10年)

2024=2・9・8(人気)
【馬連:¥9,660】
【3連単:¥397,100】

2023=1・6・3(人気)
【馬連:¥1,330】
【3連単:¥6,960】

2022=1・7・4(人気)
【馬連:¥3,330】
【3連単:¥23,370】

2021=3・1・2(人気)
【馬連:¥390】
【3連単:¥2,040

2020=1・5・2(人気)
【馬連:¥970】
【3連単:¥4,130】

2019=1・3・6(人気)
【馬連:¥920】
【3連単:¥8,860】

2018=2・4・6(人気)
【馬連:¥1,520】
【3連単:¥24,230】

2017=1・2・13(人気)
【馬連:¥900】
【3連単:¥55,320】

2016=1・7・6(人気)
【馬連:¥2,420】
【3連単:¥32,400】

2015=1・10・6(人気)
【馬連:¥7,340】
【3連単:¥109,310】

・1~2番人気馬の信頼度は高い → 11番人気以下の激走は少ない

・脚質による優位差はあまり強くはないが、追込馬は苦戦傾向にある

・1枠・4枠の成績が高く、外枠は不利の傾向にある

・2000年以降の24年間は1番人気か2番人気のどちらかの馬が馬券に絡んでいる

【注目馬ピックアップ】

注目馬①:マスカレードボール(牡3=手塚貴久・美浦)

  • オリジナル指数:93.2(全体1位)
  • 血統背景:父ドゥラメンテ、母父ディープインパクトという華やかな良血。瞬発力と持続力を高次元で兼ね備え、東京芝2000mでこそ真価を発揮できる配合だ。
  • 前走内容:前走の日本ダービーでは道中リズム良く運び、直線で鋭い末脚を披露。勝ち馬とは僅差の惜しい内容で、重賞級の能力を改めて示した一戦だった。
  • コース適性:広く直線の長い東京芝2000mは、瞬発力型の本馬に理想の舞台。トップスピードの持続に優れ、展開次第では突き抜けるだけの脚を持つ。
  • キャリア特性:キャリアを重ねるごとにレースぶりが安定し、精神面の成長も顕著。自在に動けるレースセンスがあり、展開の鍵を握る存在となる。
  • 騎手:今回はルメール騎手との新コンビ。初騎乗ながら本馬の持ち味を引き出す技術に期待。冷静な判断力で一気の差し切りも狙える。

注目馬②:タスティエーラ(牡5=堀宣行・美浦)

  • オリジナル指数:90.0(全体2位)
  • 血統背景:父サトノクラウン、母父マンハッタンカフェというスタミナと底力を兼備した血統。中距離戦での持続力勝負に強く、雨馬場にも対応できるタイプだ。
  • 前走内容:前走は道中落ち着いて運び、最後までしぶとく伸びて1着。海外GⅠで勝ち切り、力のある競馬で改めて地力の高さを証明した。
  • コース適性:直線の長い東京芝2000mは、瞬発力と持続力の両方が求められる舞台。長く脚を使える本馬にとってベスト条件といえる。
  • キャリア特性:3歳クラシック戦線で上位を争った経験が豊富で、強豪相手でも動じない勝負強さが持ち味。安定した走りで常に上位を狙える。
  • 騎手:引き続きD.レーン騎手が騎乗予定。手綱を取るたびに呼吸が合い、自在なレース運びを可能にする名コンビとして期待がかかる。

【予想・買い目】

予想印

予想・買い目は枠順が発表されてからの公開といたします。