レース予想

【MBS賞スワンS 2025】過去の傾向と注目馬ピックアップ

【MBS賞スワンS 2025】

【MBS賞スワンSとは】

MBS賞スワンステークスは、京都競馬場で行われる芝1400mのGⅡ競走。マイルチャンピオンシップの前哨戦として位置づけられ、短距離〜マイル路線の有力馬が集う注目の一戦です。スプリンターのスピードとマイラーの持続力がぶつかるレースで、秋のスプリント・マイル戦線を占う重要なステップレースとなっています。

舞台は京都芝1400m・外回りコース。スタートしてすぐ緩やかな上り坂があり、3コーナー手前から下り坂を経て長い直線へ。直線は約404mと長く、末脚の持続力と瞬発力のバランスが問われます。コース的には速い上がりを使える差し・追い込み馬にチャンスがあるが開幕週の傾向から逃げ馬の前残りも多い。

過去10年では4歳以上の実績馬が中心で、スプリンターズSからの臨戦やマイル実績馬の好走も多いのが特徴。逃げ馬の勝率が高く、上がり最速馬が好成績を収めています。人気馬の信頼度も高い一方で、展開次第で伏兵の台頭もあり、波乱含みの年も少なくありません。マイルCSへ直結するケースも多く、注目度の高い一戦です。

【過去23年データまとめ】

人気別成績(過去23年)

1番人気【4-3-2-14】
勝率17.4% 複勝率39.1%

2番人気【5-2-2-14】
勝率21.7% 複勝率39.1%

3番人気【3-3-3-14】
勝率13.0% 複勝率39.1%

4番人気【2-2-2-17】
勝率8.7% 複勝率26.1%

5番人気【2-2-1-18】
勝率8.7% 複勝率21.7%

6~10人気【2-8-7-83】
勝率2.0% 複勝率17.0%

11番人気以下【3-2-4-120】
勝率2.3% 複勝率7.0%

脚質別成績(過去23年)

逃げ【6-2-3-12】
勝率26.1% 複勝率47.8%

先行【4-5-5-69】
勝率4.8% 複勝率16.9%

差し【11-12-7-125】
勝率7.1% 複勝率19.4%

追込【2-4-8-105】
勝率1.7% 複勝率11.8%

枠順別成績(過去23年)

1枠【2-3-5-31】
勝率4.9% 複勝率24.4%

2枠【4-3-0-34】
勝率9.8% 複勝率17.1%

3枠【1-1-4-36】
勝率2.4% 複勝率14.3%

4枠【1-3-3-36】
勝率2.3% 複勝率16.3%

5枠【1-4-3-37】
勝率2.2% 複勝率17.8%

6枠【5-3-1-37】
勝率10.9% 複勝率19.6%

7枠【5-2-3-49】
勝率8.5% 複勝率16.9%

8枠【4-4-4-48】
勝率6.7% 複勝率20.0%

馬連・3連単払戻し額(過去10年)

2024=5・6・13(人気)
【馬連:¥8,530】
【3連単:¥836,070

2023=10・6・11(人気)
【馬連:¥9,410】
【3連単:¥514,740

2022=4・10・11(人気)
【馬連:¥10,650
【3連単:¥403,230

2021=1・5・3(人気)
【馬連:¥2,520】
【3連単:¥30,750

2020=11・3・2(人気)
【馬連:¥34,820
【3連単:¥662,610

2019=1・2・4(人気)
【馬連:¥690】
【3連単:¥8,560】

2018=2・1・8(人気)
【馬連:¥320】
【3連単:¥9,820】

2017=2・12・1(人気)
【馬連:¥13,230
【3連単:¥66,850】

2016=2・8・6(人気)
【馬連:¥6,380】
【3連単:¥110,840

2015=2・1・4(人気)
【馬連:¥910】
【3連単:¥12,830】

・11番人気の激走も多く、人気馬の信頼性はやや低い

・逃げ馬の成績の非常に高い → 追込馬は苦戦傾向にある

・1枠が頭一つ抜けて複勝率が高い。外枠の成績も低くはない

・過去10年間の3連単の払戻し平均額は¥265,630と高め

【注目馬ピックアップ】

注目馬①:ワールズエンド(牡4=池添学・栗東)

  • オリジナル指数:88.2(全体1位)
  • 血統背景父ロードカナロア、母父ゼンノロブロイの良血。スピードと瞬発力を兼ね備え、マイル~1400mに高い適性を持つ。
  • 前走内容前走・新潟日報賞(3勝クラス)ではスタートから先頭を譲らず1着。展開に左右されず安定した脚を発揮した。重賞でも通用する力を示した一戦。
  • コース適性京都芝1400mはスピードの持続力と直線の瞬発力が問われる舞台。自在な脚質を持つ本馬には好条件だ。
  • キャリア特性1400mを中心にキャリアを重ね、どんな展開でも崩れにくい安定感が魅力。重賞制覇への下地は整った。
  • 騎手今回は戸崎圭太騎手が騎乗予定。冷静な判断力と確かな追い込み技術で、持ち味の末脚を最大限に引き出す構え。

注目馬②:ランスオブカオス(牡3=奥村豊・栗東)

  • オリジナル指数:83.0(全体2位)
  • 血統背景父シルバーステート、母父ローエングリンというスピードと持続力を兼ね備えた配合。短距離での切れ味が魅力。
  • 前走内容前走・NHKマイルでは好位から長く良い脚を使い5着。重賞級の末脚を見せ、さらなる上積みが期待できる。
  • コース適性京都芝1400mはペースが速くなりやすい舞台。持続力のある脚質を生かせるコースで、本馬にとって理想的。
  • キャリア特性1400mを主戦場に経験を積み、年齢とともに安定感が増している。展開不問で力を出せるのが強み。
  • 騎手今回も吉村誠之騎手が引き続き騎乗予定。手の内に入れたコンビで、スムーズな立ち回りから重賞初制覇を狙う。

【予想・買い目】

◎:4枠8番 ワールズエンド

○:1枠1番 ランスオブカオス

▲:2枠3番 ムイ

▲:5枠9番 シュタールヴィント

▲:5枠10番 アルテヴェローチェ

今回のMBS賞スワンSは、指数上位馬の差が小さく、波乱含みのレースと判断しました。回収率を重視する当ブログのスタンスから、今回は「見送り」とします。