【シリウスS 2025】
【シリウスSとは】
シリウスステークスは、秋のダート路線を占う重要なハンデ重賞で、チャンピオンズカップや東京大賞典へ向けたステップレースの位置づけを持つ。近年は地方交流重賞を狙う実力馬の始動戦としても注目されている。
舞台は阪神ダート2000m。スタート直後に上り坂があり、序盤から先行争いが激しくなりにくいコース形態。長丁場のダート戦でスタミナが要求されると同時に、内回りコースならではの小回り対応力や器用さも求められる。
先行馬が粘り込むケースもあるが、全体的には持続力勝負になりやすく、中団からロングスパートを仕掛ける差し馬の好走も多い。ハンデ戦のため波乱傾向も見られ、格上馬が実力を示す一方、条件戦を勝ち上がった勢いある馬が食い込むこともある。
【過去23年データまとめ】
人気別成績(過去23年)
1番人気【9-4-1-9】
勝率39.1% 複勝率60.9%
2番人気【4-3-4-12】
勝率17.4% 複勝率47.8%
3番人気【2-4-4-13】
勝率8.7% 複勝率43.5%
4番人気【2-3-4-14】
勝率8.7% 複勝率39.1%
5番人気【3-4-3-13】
勝率13.0% 複勝率43.5%
6~10人気【0-3-4-77】
勝率0% 複勝率8.3%
11番人気以下【0-3-4-77】
勝率0% 複勝率8.3%
脚質別成績(過去23年)
逃げ【1-1-2-20】
勝率4.2% 複勝率16.7%
先行【11-11-11-53】
勝率12.8% 複勝率38.4%
差し【10-6-7-92】
勝率8.7% 複勝率20.0%
追込【1-5-3-96】
勝率1.0% 複勝率8.6%
枠順別成績(過去23年)
1枠【4-1-4-23】
勝率12.5% 複勝率28.1%
2枠【4-2-3-25】
勝率11.8% 複勝率26.5%
3枠【2-2-3-32】
勝率5.1% 複勝率17.9%
4枠【3-2-1-36】
勝率7.1% 複勝率14.3%
5枠【2-3-4-36】
勝率4.4% 複勝率20.0%
6枠【1-6-1-38】
勝率2.2% 複勝率17.4%
7枠【2-5-5-34】
勝率4.3% 複勝率26.1%
8枠【5-2-2-36】
勝率11.1% 複勝率20.0%
馬連・3連単払戻し額(過去10年)
2024=5・1・13(人気)
【馬連:¥1,590 3連単:¥235,160】
2023=1・2・3(人気)
【馬連:¥970 3連単:¥7,060】
2022=4・2・7(人気)
【馬連:\1,520 3連単:¥49,520】
2021=4・5・2(人気)
【馬連:¥4,210 3連単:¥31,240】
2020=1・7・9(人気)
【馬連:¥3,550 3連単:¥65,830】
2019=6・7・5(人気)
【馬連:¥5,540 3連単:¥111,770】
2018=2・7・3(人気)
【馬連:¥3,490 3連単:¥40,080】
2017=11・5・3(人気)
【馬連:¥27,130 3連単:¥468,950】
2016=1・2・4(人気)
【馬連:¥800 3連単:¥5,380】
2015=3・1・2(人気)
【馬連:¥850 3連単:¥6,810】
・1番人気馬は勝率39.1%と高い成績を残している
・先行馬の成績が頭一つ抜けている → 追込馬は苦戦気味
・1枠・2枠は勝率と複勝率ともに好成績 → 内枠に入った馬に注目
・過去23年で5番人気以下の馬で決着したのは2019年の一度のみ
【注目馬ピックアップ】
注目馬①:テーオーパスワード(牡4=高柳大輔・栗東)
- オリジナル指数:96.1(全体1位)
- 血統背景:父はダート重賞で存在感を放つコパノリッキー。母系もスタミナ豊富で、長丁場のダート戦で真価を発揮できる血統だ。
- 前走内容:前走は名古屋城Sで中団から渋太く脚を伸ばし1着。休み明けであったが、余裕の差し切り勝ちだった。
- コース適性:阪神ダート2000mは持久力と器用さが問われる舞台。タフな脚を長く使えるタイプで、コース形態との相性は悪くない。
- キャリア特性:これまで安定して上位争いを続けており、着順以上に見どころのある競馬が多い。重賞制覇に手が届きそうな充実期に入った。
- 騎手:手綱を取るのは松山弘平騎手。勝負どころで動ける積極性が魅力で、この馬の力を引き出す好騎乗が期待される。
注目馬②:ジンセイ(牡4=庄野靖志・栗東)
- オリジナル指数:91.9(全体2位)
- 血統背景:父は芝・ダートで活躍馬を輩出するジャスタウェイ。母系もパワー型で、持続力勝負に強みを持つ配合だ。
- 前走内容:前走は平安Sで好位から粘り強く伸びて4着。勝ち馬を捉えきれなかったが、初重賞制覇も感じさせた一戦だった。
- コース適性:阪神ダート2000mはスタミナとパワーが要求される舞台。先行してしぶとさを発揮できるジンセイに合う条件だ。
- キャリア特性:キャリアを重ねるごとに着実に成長を遂げており、安定感ある成績が光る。重賞初制覇の舞台は整いつつある。
- 騎手:鞍上予定は川田将雅騎手。勝負強さと安定感ある騎乗で、この馬の持ち味を最大限に引き出すことが期待される。
【予想・買い目】
◎:4枠6番 テーオーパスワード
○:5枠7番 ジンセイ
▲:6枠10番 タイセイドレフォン
▲:7枠11番 ブライアンセンス
▲:8枠13番 ホウオウルーレット
今回のシリウスSは、指数上位馬の差が小さく、波乱含みのレースと判断しました。回収率を重視する当ブログのスタンスから、今回は「見送り」とします。