【秋華賞 2025】
【秋華賞とは】
3歳牝馬クラシックの最終戦として行われるGⅠレースで、桜花賞・オークスに続く「牝馬三冠」を懸けた大一番。春の実績馬と、夏を経て成長した新興勢力が激突する、世代の頂点を決める決戦の場となる。勝者はその後の古馬牝馬戦線でも主役級の存在となることが多い。
舞台は京都競馬場・芝2000m(内回り)。スタート後すぐに1コーナーを迎えるため、序盤の位置取りと折り合いが鍵となる。コーナー4つを回るコース形態で、スピードと器用さ、そして最後の急坂を乗り越える底力が問われる。
先行・差しともにチャンスはあるが、内回りコースのため早めに動ける器用なタイプが好走傾向。桜花賞・オークス組が中心で、特にオークスで上位だった馬が引き続き好結果を残すことが多い。京都コースへの適性も重要なポイントだ。
【過去23年データまとめ】
人気別成績(過去23年)
1番人気【8-3-4-8】
勝率34.8% 複勝率65.2%
2番人気【7-5-3-8】
勝率30.4% 複勝率65.2%
3番人気【5-3-2-13】
勝率21.7% 複勝率43.5%
4番人気【2-2-2-17】
勝率8.7% 複勝率26.1%
5番人気【0-5-2-16】
勝率0.0% 複勝率30.4%
6~10人気【0-5-5-90】
勝率0.0% 複勝率10.0%
11番人気以下【1-0-2-149】
勝率0.7% 複勝率2.0%
脚質別成績(過去23年)
逃げ【1-2-1-23】
勝率3.7% 複勝率14.8%
先行【5-4-4-65】
勝率6.4% 複勝率16.7%
差し【15-12-15-131】
勝率8.7% 複勝率24.3%
追込【2-5-3-116】
勝率1.6% 複勝率7.9%
枠順別成績(過去23年)
1枠【0-4-3-37】
勝率0.0% 複勝率15.9%
2枠【2-2-4-37】
勝率4.4% 複勝率17.8%
3枠【5-1-3-37】
勝率10.9% 複勝率19.6%
4枠【2-4-1-39】
勝率4.3% 複勝率15.2%
5枠【1-3-2-40】
勝率2.2% 複勝率13.0%
6枠【5-3-3-35】
勝率10.9% 複勝率23.9%
7枠【5-2-5-53】
勝率7.7% 複勝率18.5%
8枠【3-4-2-57】
勝率4.5% 複勝率13.6%
馬連・3連単払戻し額(過去10年)
2024=1・5・2(人気)
【馬連:¥2,200】
【3連単:¥11,970】
2023=1・3・2(人気)
【馬連:¥560】
【3連単:¥3,240】
2022=3・2・1(人気)
【馬連:¥990】
【3連単:¥6,900】
2021=4・2・3(人気)
【馬連:¥2,250】
【3連単:¥26,410】
2020=1・10・9(人気)
【馬連:¥2,670】
【3連単:¥44,110】
2019=4・2・10(人気)
【馬連:¥2,180】
【3連単:¥70,970】
2018=1・5・3(人気)
【馬連:¥880】
【3連単:¥5,600】
2017=3・4・5(人気)
【馬連:¥1,510】
【3連単:¥14,760】
2016=3・4・8(人気)
【馬連:¥3,550】
【3連単:¥95,520】
2015=1・5・8(人気)
【馬連:¥2,790】
【3連単:¥85,610】
・1・2番人気の信頼度は高く、11番人気以下の信頼性は低い
・逃げ・追込馬の成績は低い → 特に追込馬は苦戦傾向にある
・6枠の複勝率が高い。内・外枠の優位差は少ない
・過去10年間の3連単払戻し額は全て10万以下
【注目馬ピックアップ】
注目馬①:カムニャック(牝3=友道康夫・栗東)
- オリジナル指数:98.7(全体1位)
- 血統背景:父はブラックタイド、母はダンスアミーガ。スタミナと瞬発力を併せ持つ血統で、中距離の持続力勝負に強いタイプだ。
- 前走内容:前走のローズSでは好位から抜群の手応えで抜け出し完勝。世代上位の実力を改めて示し、本番へ弾みをつけた。
- コース適性:京都芝2000mは直線に坂のない持続戦タイプのコースで、長く良い脚を使うこの馬に向く舞台。展開次第では押し切りも十分。
- キャリア特性:デビュー以来、堅実な走りを続ける安定株。レースセンスが高く、ペースに左右されにくいのが強み。大舞台でも崩れにくい。
- 騎手:引き続き川田将雅騎手が騎乗。これまでの全勝利を挙げた名コンビで、馬のリズムを理解した騎乗に期待が集まる。
注目馬②:ジョスラン(牝3=鹿戸雄一・美浦)
- オリジナル指数:89.8(全体2位)
- 血統背景:父エピファネイア、母ケイティーズハート(母父ハーツクライ)という良血。スタミナと瞬発力のバランスに優れ、京都内回りでも持続力勝負に強みを発揮できる血統だ。
- 前走内容:前走の紫苑Sでは中団から長く脚を使って2着に好走。勝ち馬には及ばなかったが、内容的には本番につながる好内容だった。
- コース適性:京都芝2000mはスピードと立ち回りの両方が問われる舞台。小回り適性が高く、器用なタイプのこの馬には悪くない条件。
- キャリア特性:ここまで大崩れが少なく、安定感のある走りが持ち味。レースを重ねて確実に力をつけており、GⅠの舞台でも侮れない。
- 騎手:今回は岩田望来騎手との初コンビ。冷静なレース運びで馬の持ち味を引き出すタイプで、新たな相性にも注目したい。
【予想・買い目】
予想印
◎:8枠 ⑰カムニャック
○:2枠 ③ジョスラン
▲:3枠 ⑥ケリフレッドアス
▲:5枠 ⑨マピュース
▲:8枠 ⑱パラディレーヌ
買い目
三連複フォーメーション
1頭目:③・⑰
2頭目:⑥・⑨・⑱
3頭目:①・③・⑥・⑧・⑨・⑪・⑬・⑰・⑱