【サウジアラビアRC 2025】
【サウジアラビアRCとは】
サウジアラビアロイヤルカップは、東京競馬場で行われる2歳限定のGⅢ重賞。将来のクラシック戦線を見据える素質馬たちが集う注目の一戦で、早くから頭角を現した馬がその後のG1戦線で活躍することも多い出世レースです。
舞台は東京芝1600m。スタート直後に緩やかな上り坂があり、直線は525.9mと長く、最後の急坂を越えてからの末脚勝負が鍵になります。広いコース形状により実力がストレートに反映されやすく、スピードと瞬発力、そして持続力を兼ね備えた馬が好走しやすい舞台です。
例年、上がり3ハロン最速を記録する馬の好走率が高く、差し・追い込み勢が優勢な傾向。人気馬の信頼度も比較的高く、素質の高さが結果に直結します。過去にはサリオスやステラヴェローチェなど、後にG1戦線で活躍する馬も輩出しており、将来性を占う重要な一戦です。
【過去11年データまとめ】
人気別成績(過去11年)
1番人気【3-4-1-3】
勝率27.3% 複勝率72.7%
2番人気【3-4-2-2】
勝率27.3% 複勝率81.8%
3番人気【3-0-4-4】
勝率27.3% 複勝率63.6%
4番人気【2-1-1-7】
勝率18.2% 複勝率36.4%
5番人気【0-0-1-10】
勝率0.0% 複勝率9.1%
6~10人気【0-1-2-41】
勝率0.0% 複勝率6.8%
11番人気以下【0-0-0-12】
勝率0.0% 複勝率0.0%
脚質別成績(過去11年)
逃げ【0-1-1-9】
勝率0.0% 複勝率18.2%
先行【6-2-7-22】
勝率16.2% 複勝率40.5%
差し【1-5-2-20】
勝率3.6% 複勝率28.6%
追込【4-3-1-26】
勝率11.8% 複勝率23.5%
枠順別成績(過去11年)
1枠【2-1-2-7】
勝率16.7% 複勝率41.7%
2枠【1-0-2-9】
勝率8.3% 複勝率25.0%
3枠【1-2-1-8】
勝率8.3% 複勝率33.3%
4枠【1-0-1-10】
勝率8.3% 複勝率16.7%
5枠【2-3-0-9】
勝率14.3% 複勝率35.7%
6枠【2-1-1-10】
勝率14.3% 複勝率28.6%
7枠【1-2-1-12】
勝率6.3% 複勝率25.0%
8枠【1-2-3-12】
勝率5.6% 複勝率33.3%
馬連・3連単払戻し額(過去10年)
2024=2・4・5(人気)
【馬連:¥2,040】
【3連単:¥17,290】
2023=3・1・2(人気)
【馬連:¥560】
【3連単:¥3,520】
2022=2・7・3(人気)
【馬連:¥8,800】
【3連単:¥129,400】
2021=1・2・3(人気)
【馬連:¥180】
【3連単:¥670】
2020=3・1・9(人気)
【馬連:¥690】
【3連単:¥34,420】
2019=1・2・3(人気)
【馬連:¥320】
【3連単:¥1,080】
2018=1・7・4(人気)
【馬連:¥2,080】
【3連単:¥12,060】
2017=2・1・6(人気)
【馬連:¥500】
【3連単:¥6,920】
2016=3・2・1(人気)
【馬連:¥1,090】
【3連単:¥5,040】
2015=4・1・2(人気)
【馬連:¥930】
【3連単:¥7,220】
・勝ち馬は4番人気以内 → 10番人気以下は馬券に絡んでいない
・逃げ馬は苦戦気味だが先行馬の成績は優秀
・1枠の勝率・複勝率は高いが、外枠の馬も成績は良い
・払戻し額も低く、過去11年で単勝オッズ60倍以上は馬券に絡んでいない
【注目馬ピックアップ】
注目馬①:アスクエジンバラ(牡2=福永祐一・栗東)
- オリジナル指数:93.3(全体1位)
- 血統背景:父はリオンディーズ、母父はマンハッタンカフェの良血。瞬発力と持続力を兼ね備えた配合で、東京芝マイルに適性が高い血統構成。
- 前走内容:前走のコスモス賞では好位追走から鋭く抜け出し快勝。レースセンスの高さを見せ、完成度の高さが光った一戦だった。
- コース適性:直線の長い東京芝1600mは末脚勝負になりやすく、瞬発力を活かせる舞台。前走の脚色からもコース適性は高い。
- キャリア特性:キャリア2戦ながらレース内容は優秀。経験値は少ないが、完成度の高さと潜在能力で上位争いが可能。
- 騎手:騎乗予定は岩田康誠騎手。初コンビだが内枠の岩田騎手には期待度が高い。
注目馬②:ゾロアストロ(牡2=宮田敬介・美浦)
- オリジナル指数:92.4(全体2位)
- 血統背景:父モーリス、母父ディープインパクトの好配合。スピードと持続力を兼ね備え、マイル戦で真価を発揮できる血統。
- 前走内容:前走の未勝利戦ではスローペースを好位で運び、直線でしっかり抜け出して完勝。完成度の高さと操縦性が光った。
- コース適性:長い直線を持つ東京芝1600mは、瞬発力と持続力のバランスが問われる舞台。血統的にも舞台適性は高い。
- キャリア特性:デビュー戦からセンスある立ち回りを披露。キャリア2戦でも落ち着いた走りで、3戦目の重賞挑戦も期待十分。
- 騎手:引き続きルメール騎手とのコンビが濃厚。初戦で折り合い重視の好騎乗を見せており、継続はプラス材料。
【予想・買い目】
◎:5枠5番 ゾロアストロ
○:6枠6番 エコロアルバ
▲:2枠2番 マーゴットブロー
▲:3枠3番 アスクエジンバラ
▲:7枠7番 ニシノエースサマ
当ブログでは回収率重視の観点から出走数が13頭以下の重賞は原則「見送り」としています。今回のサウジアラビアRCは8頭立てのため「見送り」とします。