レース予想

【神戸新聞杯 2025】過去の傾向と注目馬ピックアップ

【神戸新聞杯 2025】

【神戸新聞杯とは】

神戸新聞杯は、菊花賞の重要な前哨戦として位置づけられる3歳限定のGⅡ競走です。春のクラシックで上位争いを演じた実績馬や、夏を越して力をつけてきた新興勢力が一堂に会する注目の舞台であり、秋の主役を占う意味でも大きな存在感を持ちます。特に菊花賞と同じ長距離路線を意識する陣営にとっては、ここでの走りがその後の結果に直結する重要な試金石となります。

レースは阪神競馬場の芝2400mで行われ、序盤は比較的落ち着いた流れになりやすいものの、3コーナーからペースが上がり、最後の長い直線での瞬発力勝負となるのが特徴です。スタミナと持続力に加え、直線での切れ味も必要とされるため、総合力の高さが問われる舞台です。さらにコース形態の影響から、位置取りや仕掛けのタイミングも結果を大きく左右します。

過去の神戸新聞杯では、ダービーや皐月賞で上位を経験した実績馬が順当に力を発揮するケースが多く、人気馬の信頼度が高い傾向にあります。その一方で、直線で末脚を発揮する差し馬の台頭も目立ち、展開によっては伏兵の好走も少なくありません。総じて、クラシックで実績を残した馬が主役を務めつつも、成長力を秘めた新星が食い込む構図が繰り返されるレースといえるでしょう。

【過去10年データまとめ】

人気別成績(過去10年)

1番人気
【4-1-0-5】 勝率40% 複勝率50%
2番人気
【3-2-1-4】 勝率30% 複勝率60%
3番人気
【2-3-2-3】 勝率20% 複勝率70%
4番人気
【0-0-3-7】 勝率0% 複勝率30%
5番人気
【1-1-0-8】 勝率10% 複勝率20%
6番人気以下
【0-3-4-77】 勝率0% 複勝率8.3%

脚質別成績(過去10年)

逃げ
【2-0-2-6】 勝率20.0% 複勝率40.0%
先行
【3-3-1-29】 勝率8.3% 複勝率19.4%
差し
【4-3-3-37】 勝率8.5% 複勝率21.2%
追込
【1-4-4-32】 勝率2.4% 複勝率21.9%

枠順別成績(過去10年)

1枠
【1-1-1-9】 勝率8.3% 複勝率25.0%
2枠
【0-1-1-13】 勝率0% 複勝率13.3%
3枠
【3-2-1-9】 勝率20.0% 複勝率40.0%
4枠
【2-1-1-13】 勝率11.7% 複勝率23.5%
5枠
【2-2-2-11】 勝率11.7% 複勝率35.2%
6枠
【0-0-2-15】 勝率0% 複勝率8.5%
7枠
【0-1-1-18】 勝率0% 複勝率10.0%
8枠
【2-2-1-16】 勝率9.5% 複勝率23.8%

馬連・3連単払戻し額(過去10年)

2024=2・3・4(人気)
【馬連:¥2,640 3連単:¥33,790】
2023=3・10・2(人気)
【馬連:¥4,740 3連単:¥34,690】
2022=5・12・4(人気)
【馬連:¥37,540 3連単:¥453,670
2021=2・5・8(人気)
【馬連:¥3,310 3連単:¥89,330】
2020=1・3・14(人気)
【馬連:¥610 3連単:¥37,180】
2019=1・2・3(人気)
【馬連:¥130 3連単:¥700】
2018=2・3・6(人気)
【馬連:¥720 3連単:¥10,650】
2017=1・2・3(人気)
【馬連:¥460 3連単:¥3,180】
2016=1・6・4(人気)
【馬連:¥1,160 3連単:¥8,010】
2015=3・1・7(人気)
【馬連:¥910 3連単:¥28,170】

・上位人気馬の信頼度は高い → 6番人気以下は苦戦気味

・脚質的にはどこの位置からでもきており、脚質による優位差は少ない。

・3枠・5枠の成績は良いが、枠による優位差は少ない

・4番人気以下での決着は10年で1度 → 大荒れは少ない

【注目馬ピックアップ】

注目馬①:ジョイボーイ(牡3=四位洋文・栗東)

  • オリジナル指数:91.9(全体1位)
  • 血統背景:父は距離的な融通性がある万能型のキングカメハメハ系、母系もスタミナ血統で持続力に期待が持てる配合です。
  • 前走内容:前走の英彦山特別(1勝クラス)ではスローペースながら後方からの差し切りで1着。
  • コース適性:阪神芝2400mは直線の瞬発力とスタミナが問われる舞台。長く脚を使えるタイプで相性の良さを感じさせます。
  • キャリア特性:キャリアはまだ浅いものの、安定した走りで掲示板を外しておらず、成長力を秘めた上昇馬といえます。
  • 騎手:今回は藤岡佑介騎手とのコンビ。冷静なレース運びと勝負強さで、更なる飛躍を後押ししそうです。

注目馬②:アルマデオロ(牡3=清水久詞・栗東)

  • オリジナル指数:90.6(全体2位)
  • 血統背景:父はジョイボーイと同じく万能型のキングカメハメハ系、母父は短距離馬のサクラバクシンオーだが当馬は長距離での実績あり。
  • 前走内容:前走は積丹特別(1勝クラス)で1着。2番手で直線に入ると逃げ馬をかわし、余裕を見せての押し切り勝ち。
  • コース適性:阪神芝2400mは長く脚を使える持続型に有利。直線でバテずに伸びられるタイプで舞台は合います。
  • キャリア特性:デビュー以来安定して上位を確保。叩き良化型で使われながら力をつけており、ここでも侮れません。
  • 騎手:今回も武豊騎手が手綱を取る予定。折り合いを重視する騎乗で、この馬の持ち味を引き出しそうです。

【予想・買い目】

◎:4枠4番 ジョイボーイ

○:3枠3番 アルマデオロ

▲:2枠2番 ジョバンニ

▲:8枠9番 デルアヴァー

▲:8枠10番 エリキング

当ブログでは回収率重視の観点から出走数が13頭以下の重賞は原則「見送り」としています。今回の神戸新聞杯は10頭立てのため「見送り」とします。