【福島記念 2025】過去30年の傾向と注目馬ピックアップ

【福島記念 2025】

【福島記念とは】

福島記念は、秋の福島開催を締めくくる伝統のハンデ重賞。GⅢながら実力伯仲のメンバーが揃いやすく、伏兵の台頭や接戦が多い波乱含みのレースとして知られています。中距離戦線の重要なステップとしても位置づけられ、勢いのある馬が一気に重賞タイトルを掴むことも珍しくありません。

舞台は福島芝2000m。スタート後すぐに上り坂があり、3コーナーから下って4コーナーへと続く小回り特有の起伏がレースの鍵となります。コーナーを6回回るタフなコース形態で、器用さ・立ち回り力・ポジション取りが結果を大きく左右します。スムーズに流れへ乗れるかが勝負の分岐点となるコースです。

過去傾向では、内・中枠の先行～好位勢が優勢で、早めに動けるタイプが好走しやすいのが特徴。ハンデ戦らしく人気薄の激走も多く、一概に実績だけでは序列が決まりません。また福島巧者のリピーターがしばしば台頭するのもポイント。血統ではスタミナ型や機動力のある系統が好走しやすい傾向が見られます。

【過去30年データまとめ】

人気別成績

脚質別成績

枠順別成績

馬連・3連単払戻し額（過去10年）

【注目馬ピックアップ】

注目馬①：ニシノティアモ(牝4＝上原佑紀・美浦)

• オリジナル指数：91.5(全体1位)
• 血統背景：父ドゥラメンテ、母父コンデュイットというスタミナと瞬発力を兼備した配合。タフな流れにも強く、中距離戦で持ち味を発揮できる血統です。
• 前走内容：前走の3勝クラスは中団から差し切る内容で完勝。勝負所での反応が鋭く、重賞でも通用する力を感じさせました。
• コース適性：小回りの福島2000mは立ち回り力と機動力が鍵。器用に加速できるタイプで、ペース問わず好位で運べればチャンス十分です。
• キャリア特性：近3走で1勝クラスから3勝クラスまで破竹の3連勝。急成長の真っ只中で勢いは今回のメンバーでも最上位レベルです。
• 騎手：津村明秀騎手とのコンビで3連勝中と相性抜群。重賞初制覇こそ未達ながら、抜群のリズムでここも勝ち負け必至の存在です。

注目馬②：エコロヴァルツ(牡4＝牧浦充徳・栗東)

• オリジナル指数：81.0(全体2位)
• 血統背景：父ブラックタイド、母父キングカメハメハのバランス型配合。先行力と持続力を兼備し、持久戦でも粘り強さを発揮できる血統です。
• 前走内容：前走は天皇賞・秋で11着と結果は振るわずも、相手強化の中で自分の競馬は見せた。近走はGⅠ・重賞で安定して上位争いに加わっています。
• コース適性：福島2000mは小回りで立ち回り力が要求される舞台。先行してリズム良く運べれば一変の可能性があり、展開利も鍵となります。
• キャリア特性：重賞未勝利ながらGⅠ含む強敵相手に善戦。経験値が豊富で、条件が噛み合えば重賞制覇へ手が届く位置にいます。
• 騎手：今回が初騎乗となるプーシャン騎手。世界的に活躍する実力派で、積極的なレース運びが武器。新コンビの手腕にも注目です。

【予想・買い目】

予想印

買い目