【ファンタジーS 2025】
【ファンタジーSとは】
ファンタジーS(GⅢ)は、2歳牝馬によるスプリント〜マイル路線の登竜門となる一戦。将来的に阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)や桜花賞へとつながる重要な前哨戦であり、素質馬が一気に飛躍を遂げる舞台でもある。スピードだけでなく、レースセンスや瞬発力も問われる注目の一戦だ。
舞台は京都競馬場の芝1400m(外回り)。スタートしてすぐ緩やかな上り坂があり、3コーナーからの下りを利用したスピード勝負となる。直線は約400mと比較的長く、末脚勝負になりやすいが、先行勢が粘り込む展開も少なくない。位置取りと仕掛けのタイミングが勝負の鍵を握る。
過去の勝ち馬にはメジャーエンブレムやリリーノーブルなど、後にG1で活躍した馬も多い。上位人気馬の好走率が高く、特に前走で重賞・オープン戦を経験している馬が強い傾向にある。スピードと完成度のバランスが問われるレースで、早熟タイプの素質馬が結果を出しやすい。
【過去29年データまとめ】
人気別成績
1番人気【7-4-4-14】
勝率24.1% 複勝率51.7%
2番人気【4-4-3-18】
勝率13.8% 複勝率37.9%
3番人気【2-2-8-17】
勝率6.9% 複勝率41.4%
4番人気【6-6-2-15】
勝率20.7% 複勝率48.3%
5番人気【2-4-3-20】
勝率6.9% 複勝率31.0%
6~10人気【5-7-6-127】
勝率3.4% 複勝率12.4%
11番人気以下【3-2-3-102】
勝率2.7% 複勝率7.3%
脚質別成績
逃げ【3-6-1-19】
勝率10.3% 複勝率34.5%
先行【17-9-12-59】
勝率17.5% 複勝率39.2%
差し【4-10-11-129】
勝率2.6% 複勝率16.2%
追込【5-4-5-104】
勝率4.2% 複勝率11.9%
枠順別成績
1枠【4-6-0-27】
勝率10.8% 複勝率27.0%
2枠【1-6-0-34】
勝率2.4% 複勝率17.1%
3枠【4-4-4-33】
勝率8.9% 複勝率26.7%
4枠【6-1-5-35】
勝率12.8% 複勝率25.5%
5枠【3-4-6-42】
勝率5.5% 複勝率23.6%
6枠【4-4-5-41】
勝率7.4% 複勝率24.1%
7枠【5-1-5-48】
勝率8.5% 複勝率18.6%
8枠【2-3-4-52】
勝率3.3% 複勝率14.8%
馬連・3連単払戻し額(過去10年)
2024=4・10・15(人気)
【馬連:¥8,390】
【3連単:¥628,580】
2023=15・9・12(人気)
【馬連:¥44,430】
【3連単:¥2,306,370】
2022=10・2・5(人気)
【馬連:¥11,350】
【3連単:¥467,700】
2021=2・1・3(人気)
【馬連:¥450】
【3連単:¥2,670】
2020=1・7・5(人気)
【馬連:¥3,310】
【3連単:¥25,620】
2019=6・1・2(人気)
【馬連:¥3,090】
【3連単:¥43,510】
2018=1・4・6(人気)
【馬連:¥700】
【3連単:¥5,890】
2017=5・3・1(人気)
【馬連:¥2,630】
【3連単:¥17,980】
2016=1・12・3(人気)
【馬連:¥10,240】
【3連単:¥96,220】
2015=5・6・1(人気)
【馬連:¥6,130】
【3連単:¥39,480】
・上位人気馬の信頼度はあまり高くない → 11番人気以下の激走も多々有り
・先行馬の成績がかなり高い → 追込馬は苦戦気味にある
・1枠~4枠の成績が高く、外枠はやや不利の傾向にある
・近3年は3連単の払戻し額が10万円以上となっており荒れ傾向。
【注目馬ピックアップ】
注目馬①:メイショウハッケイ(牝2=本田優・栗東)
- オリジナル指数:92.3(全体1位)
- 血統背景:父ダイワメジャー、母メイショウヒサカタ(母父シニスターミニスター)の血統。スピードとパワーを兼ね備え、マイル前後の距離での持続力勝負に強みを持つ配合だ。
- 前走内容:前走は後方からリズム良く運び、直線で粘り強く末脚を伸ばし2着。レース運びの巧さと勝負根性が光り、重賞への期待を高める内容だった。
- コース適性:京都芝1400mはスピードの持続力が問われる舞台。瞬発力よりも粘りが求められるコース形態は、本馬の血統と走りにマッチする。
- キャリア特性:まだキャリアは浅いが、レースセンスが高く安定感があるタイプ。成長途上ながら完成度の高さが際立ち、重賞でも崩れにくい走りが見込める。
- 騎手:引き続き武豊騎手が騎乗。前走でのコンビネーションは抜群で、馬の特性を熟知している。経験豊富な手綱捌きで、再び好走が期待される。
注目馬②:ブラックチャリス(牝2=武幸四郎・栗東)
- オリジナル指数:91.0(全体2位)
- 血統背景:父キタサンブラック、母父トゥザワールドというスタミナと持続力に富む血統。底力と成長力を兼ね備え、距離が延びても力を発揮できるタイプだ。
- 前走内容:前走の函館2歳Sでは好スタートから先行し、直線でもしぶとく脚を伸ばして2着。ペースを問わない自在な立ち回りが印象的で、内容の濃い一戦だった。
- コース適性:京都芝1400mはスピードと持続力の両立が鍵。本馬の長く良い脚を使うタイプに合う舞台で、先行からの押し切りも十分可能だ。
- キャリア特性:キャリアは浅いが、レースセンスの高さが光る。どんな展開にも対応できる柔軟さを持ち、安定して力を出せる完成度の高い2歳馬だ。
- 騎手:引き続き浜中俊騎手が騎乗。前走での好リードが光り、コンビとしての信頼関係も厚い。馬のリズムを大切に運べば、重賞でも好勝負が期待される。
【予想・買い目】
予想印
予想・買い目は枠順が発表されてからの公開といたします。