アルテミスS 2025】
【アルテミスSとは】
アルテミスステークスは、来春の桜花賞を目指す2歳牝馬たちが初めて重賞の舞台でぶつかる注目の一戦。素質馬が多く集い、ここをきっかけにクラシック戦線へ羽ばたく馬も多い。若駒らしい成長度やレースセンスが問われる重要な前哨戦だ。
舞台は東京競馬場の芝1600m。スタートから最初のコーナーまでの距離が長く、緩やかなコース形状のため、ペースが落ち着きやすいのが特徴。直線は長く坂もあるため、スピードだけでなく末脚の持続力と瞬発力を兼ね備えたタイプが好走しやすい。
過去の勝ち馬にはリスグラシュー、ソダシ、サークルオブライフなど後のGⅠ馬も名を連ねる。キャリア1~2戦のフレッシュな馬が中心で、特に前走で上がり最速を記録した馬の好走率が高い。瞬発力勝負に強い血統・東京巧者の馬に注目したい。
【過去13年データまとめ】
人気別成績(過去13年)
1番人気【5-3-0-5】
勝率38.5% 複勝率61.5%
2番人気【2-5-2-4】
勝率15.4% 複勝率69.2%
3番人気【2-0-1-10】
勝率15.4% 複勝率23.1%
4番人気【0-1-2-10】
勝率0.0% 複勝率23.1%
5番人気【0-1-3-9】
勝率0.0% 複勝率30.8%
6~10人気【3-2-4-55】
勝率4.7% 複勝率14.1%
11番人気以下【1-1-1-51】
勝率1.9% 複勝率5.6%
脚質別成績(過去13年)
逃げ【0-3-2-8】
勝率0.0% 複勝率38.5%
先行【5-2-6-30】
勝率11.6% 複勝率30.2%
差し【3-7-5-61】
勝率3.9% 複勝率19.7%
追込【5-1-0-45】
勝率9.8% 複勝率11.8%
枠順別成績(過去13年)
1枠【1-1-1-15】
勝率5.6% 複勝率16.7%
2枠【2-3-2-14】
勝率9.5% 複勝率33.3%
3枠【1-2-1-17】
勝率4.8% 複勝率19.0%
4枠【1-2-0-17】
勝率5.0% 複勝率15.0%
5枠【0-0-3-18】
勝率0.0% 複勝率14.3%
6枠【1-2-2-18】
勝率4.3% 複勝率21.7%
7枠【2-1-3-23】
勝率6.9% 複勝率20.7%
8枠【5-2-1-22】
勝率16.7% 複勝率26.7%
馬連・3連単払戻し額(過去10年)
2024=3・7・2(人気)
【馬連:¥4,380】
【3連単:¥42,370】
2023=1・2・4(人気)
【馬連:¥350】
【3連単:¥2,050】
2022=3・1・6(人気)
【馬連:¥460】
【3連単:¥14,700】
2021=7・2・8(人気)
【馬連:¥4,870】
【3連単:¥164,230】
2020=1・2・3(人気)
【馬連:¥990】
【3連単:¥8,080】
2019=1・2・5(人気)
【馬連:¥260】
【3連単:¥2,020】
2018=6・5・2(人気)
【馬連:¥5,420】
【3連単:¥64,280】
2017=2・13・4(人気)
【馬連:¥25,700】
【3連単:¥308,150】
2016=1・2・5(人気)
【馬連:¥440】
【3連単:¥5,670】
2015=12・1・6(人気)
【馬連:¥10,450】
【3連単:¥516,620】
・1・2番人気の信頼度は高く、3番人気以下のみで決着したことはない
・逃げ・先行馬の成績は良い → 追込馬はやや苦戦傾向にある
・勝率では8枠が高く、複勝率では2枠の成績が良い
・大荒れすることは少ないが人気薄の激走も有り
【注目馬ピックアップ】
注目馬①:マルガ(牝2=須貝尚介・栗東)
- オリジナル指数:96.9(全体1位)
- 血統背景:父モーリス、母ブチコ(母父キングカメハメハ)という良血。半姉にはソダシがいる名牝系で、パワーとスピードを兼ね備えた配合が魅力だ。
- 前走内容:前走の新馬戦では好スタートから抜群の手応えで先頭に、直線でも余力十分に押し切る完勝。スピードとセンスを兼ね備えた走りで将来性を示した。
- コース適性:東京芝1600mは長い直線で瞬発力が問われる舞台。前走の伸び脚からも、このコースで持ち味の末脚を存分に生かせる条件といえる。
- キャリア特性:デビュー戦から完成度の高さを見せ、折り合い面でも非常にスムーズ。レースセンスに優れ、2戦目でも安定した走りが期待できるタイプだ。
- 騎手:引き続き名手・武豊騎手が手綱を取る。初戦で見せた好リズムを熟知しており、馬の成長を引き出すベストパートナーとなる。
注目馬②:モンローウォーク(牝2=木村哲也・美浦)
- オリジナル指数:93.6(全体2位)
- 血統背景:父キズナ、母アンフィトリテⅡ(母父セブリング)の血統。父譲りの切れ味と、母系から受け継ぐ柔らかいスピードが魅力で、成長力にも期待がかかる。
- 前走内容:前走の新馬戦ではスタートから先頭に立ち、ゴールまできっちり押し切る内容。余力を残したままの勝利で、能力の高さを印象づけた。
- コース適性:東京芝1600mは直線の長い舞台で、瞬発力が求められるコース。前走で見せた脚からも、この舞台はベストに近い条件といえる。
- キャリア特性:1戦1勝のフレッシュな身で重賞挑戦となるが、完成度の高さと冷静な気性が強み。キャリア浅くとも安定した走りが期待できる。
- 騎手:引き続き戸崎圭太騎手が騎乗。デビュー戦で馬の持ち味を引き出したコンビで、重賞の舞台でも再現性の高い騎乗に注目したい。
【予想・買い目】
予想印
◎:7枠 ⑦マルガ
○:5枠 ⑤フィロステファニ
▲:3枠 ③ルーチェフィオーレ
▲:4枠 ④レディーゴール
▲:8枠 ⑨バースデイフライト
買い目
当ブログでは回収率重視の観点から出走数が13頭以下の重賞は原則「見送り」としています。今回のアルテミスSは10頭立てのため「見送り」とします。